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歯垢は口臭などあらゆる口内トラブルのもと

作成日:2016/11/15
更新日:2021/04/16

歯垢(プラーク)とは、歯に付着した細菌や代謝物の塊のこと。歯垢1mgの中には数百種類・数億個の細菌が存在すると言われており、虫歯や歯周病の原因となる細菌も潜んでいます。また歯垢が歯石になると、口臭の大きな原因に。つまり歯垢は、あらゆるお口のトラブルの元凶になりえるでしょう。

歯垢が口臭原因となるメカニズム?


歯垢は丁寧なブラッシングで落とすことができますが、放置していると唾液中のカルシウムイオンとリン酸イオンが結合してプラークに取り込まれ、自力で取り除くことが難しい硬い「歯石」へと変化します。(これを石灰化と言います。)歯石の表面はザラザラとしているため、更に歯垢が付着しやすい状態に。歯石にくっついた歯垢はブラッシングでは取り除きにくく、更に細菌が繁殖するという悪循環に陥ってしまいます。

この細菌こそが口臭の原因です。細菌が口腔内のタンパク質を分解する時に発生させる臭い物質が、あの独特な臭いの原因となります。また細菌の毒素によって歯ぐきに炎症がおこり、歯茎を刺激することで出血すると、血生臭い口臭が発生するでしょう。

なぜ歯垢は発生してしまうのか


口腔内には、常にたくさんの細菌が存在しています。
お口の細菌は食べ物として摂取したものとはほとんど関係なく、私達の唾液や歯肉溝から滲み出た浸出液などのアミノ酸や口腔粘膜からはがれた細胞のタンパク質を栄養分として歯の表面でネバネバした黄色っぽい物質を作り出してしまうのです。これが歯垢(プラーク)で、「バイオフィルム」とも言われる細菌の塊です。このネバネバとした粘着物質はバリアのような機能を果たし、唾液の殺菌作用も受け付けなくなります。
歯垢は食後およそ8時間でできると言われているため、食べたり飲んだりしたらすぐに歯磨きをしましょう。

歯垢が付着しやすい部分


歯垢は、歯ブラシの届きにくい場所や磨きにくい部分に発生しやすくなります。特に上の奥歯の外側(頬側)は念入りに磨きましょう。また下の前歯の内側は唾液の分泌が盛んな部分のため、歯垢が歯石になりやすい場所。こちらも歯垢を残さないことが大切です。その他、歯と歯の間は磨き残しが多くなるため、デンタルフロスを使って丁寧に汚れを落としてください。仕上げに薬用マウスウォッシュを使って歯ブラシが届きにくい部分まで口腔内全体を殺菌してあげると、効果がとても高まります。普段のケアに気を遣い、虫歯や口臭を予防しましょう。

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執筆者:ブランドチーム